4月18日(火)に発売する『illustration』No.238では、石黒亜矢子さん、柴田ゆうさんを特集する。人とあやかしが入り乱れる賑やかで幻想的な世界を描くお2人の、お仕事に対する姿勢や、絵のお仕事にたどり着いた経緯、そしてたくさんのイラストレーションをたっぷりと収録。
特集 石黒亜矢子
化け猫や妖怪をモチーフにした作品で人気を博す絵描き・石黒亜矢子さんを巻頭で特集。2016年に出版された『石黒亜矢子作品集』以降に描かれた作品を中心に、オリジナル作品や挿画、キャラクターデザインなどのイラストレーションを紹介。また、手塚治虫作品へのオマージュとして描いたマンガ「ユニ太郎」を初公開する。ロングインタビューでは、絵本作家になるまでの経緯や制作の裏話についてもお聞きした。
特集 柴田ゆう
畠中恵さんの時代ファンタジー小説「しゃばけ」シリーズ(新潮社)をはじめ、数々の時代物の装画や挿絵のお仕事が印象深い柴田ゆうさん。丁寧な筆致と柔らかい色合いで表現されるイラストレーションの温かな魅力はもちろん、時代考証に基付いて描かれる情景やモチーフには確かな説得力があり、見る者の心を強く掴む。作品紹介とインタビューに加え、「豆腐小僧」の描き方を追ったHow to Drawも必見。
トンコハウス・堤大介の『ONI』
2023年2月に“アニメーション界のアカデミー賞”とも呼ばれる「アニー賞」の作品賞、プロダクション賞のダブル受賞を果たした、トンコハウス・堤大介監督による初の長編作品『ONI〜神々山のおなり』。その制作過程の一部と、東京・立川市のPLAY! MUSEUMで開催された「ONI展」の様子を紹介する。
連載 イラストレーター座談会
坂野公一 × 木原未沙紀 × げみ
リニューアル後第3回イラストレーター座談会では、グラフィックデザイナーの坂野公一さん、イラストレーターの木原未沙紀さん、げみさんの3名に、「色校正どうしてる?」をテーマにお話いただいた。すぐに実践出来る役立つヒントがたくさん詰まった鼎談を、ぜひじっくりと時間をかけて読んで欲しい。
そのほか、第40回ザ・チョイス年度賞の結果を掲載。2022年度のザ・チョイス入選者38名の中から、大賞1名、優秀賞2名、入賞3名が決定した。2022年度の審査員は、今日マチ子さん(漫画家)、漆原悠一さん(グラフィックデザイナー)、角張渉さん(音楽レーベル「カクバリズム」代表)、脇田あすかさん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)。4名が語り合う座談会の様子も見逃せない。ボリューム満点の最新号を、ぜひ手に取ってみて欲しい。
『illustration』No.238は、現在予約受付中!