7月18日(木)に発売する『illustration』No.243の巻頭特集は、「部屋と建物を描く」。5名の作家それぞれのこだわりや遊び心が詰まった部屋や建物、そしてそこに暮らす人々の様子を描いた心躍るイラストレーションを70ページにわたり紹介する。インタビューに加え、作業工程や間取りのスケッチなど、作品が完成するまでの過程もたっぷりと掲載した。
特集 部屋と建物を描く
近年、イラストレーターが描く建物、特に内部を詳細に描いた作品が広く人気を集めている。本特集では、ヒット中の『家が好きな人』(実業之日本社)の著者・井田千秋さんをはじめ、塩谷歩波さん、埜々原さん、IC4DESIGNさん、Peccoさんといった部屋や建物を描く注目のイラストレーター5名を取材した。そこに住む人の暮らしが伝わってくるような、魅力的なイラストレーションの数々を存分に楽しんでいただきたい。
雑誌『建築知識』表紙イラストレーションの変遷とその魅力
独自の着眼点を感じる特集企画で、建築に携わる人のみならず、絵を描く人からも大きな注目を集め反響を呼んでいる雑誌『建築知識』(エクスナレッジ)の近年約4年分の表紙をご紹介すると共に、イラストレーターの方々に寄せていただいた制作背景や思い出深いやりとりなどについてのコメントを掲載。また、『建築知識』編集部、表紙アートディレクション・デザインを手がける名和田耕平デザイン事務所の方々にもインタビューを実施した。
私の理想の部屋
室内で作品を制作する時間が長いイラストレーターにとって、「理想の部屋」とはいったいどんなものなのだろうか? 今回はイケガミヨリユキさん、ナミサトリさん、カシワイさん、丹地陽子さん、六角堂DADAさん、ゴトーヒナコさんの6名が、現実・非現実を問わず、自らにとっての理想の部屋を描き下ろした。
ジョン・クラッセン新作『ドクロ』を語る
2024年4月に刊行以来、話題を呼んでいる『ドクロ』(スイッチ・パブリッシング)。ストーリー展開や表現の面でも突出した1冊である同書の出版経緯や制作背景、本書の優れた表現などについて、翻訳を担当した柴田元幸さんと、邦訳版のデザインを手がけた宮古美智代さんにさまざまに語っていただいた。
そのほか、「歴史物を描く時に考えていること」をテーマに、「歴史物」と呼ばれるジャンルの装画や挿絵を手がける、長田結花さん、村田涼平さん、中川学さんにお話を伺ったイラストレーター座談会第8回、イラストレーターの一乗ひかるさんが審査員を務めた第231回ザ・チョイス結果発表や、人気連載「ひげぼうや」など、恒例の企画も充実。
リアリティの有るかわいらしいお部屋から、空想世界の街並み、そして私たちが実際に足を運ぶことの出来るお店まで。誌面をとおしてさまざまな部屋、建物を訪れ、作家たちが描き出した新たな魅力を発見して欲しい。
『illustration』No.243 は、現在予約受付中!