2023年度ザ・チョイスの審査員を務める4名が決定!

本誌誌上コンペ「ザ・チョイス」で、2023年度に審査員を務める4名が決定した。

次年度の審査員は、シシヤマザキさん(アーティスト)、上西祐理さん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)、水戸部功さん(装丁家)、JUN OSONさん(イラストレーター・アーティスト)。各審査員のプロフィール、応募者に向けたひと言、代表的な仕事をそれぞれ紹介する。

 

2月の審査

審査員:シシヤマザキ(アーティスト)

プロフィール:水彩画風の手描きロトスコープアニメーションを独自の表現方法として確立。独特のピンク色を多用した作品は、シシピンクと呼ばれている。CHANEL、PRADAや資生堂など有名ブランドのプロモーションイメージ制作を担当し、世界的に活躍する。2011年オリジナルアニメーション「YA‐NE‐SEN a Go Go」、2013年「やますき、やまざき」が国内外問わず数多くのフェスティバルで上映され、反響を呼ぶ。2016年より陶芸制作を開始。2019年から栃木県益子町を拠点に活動。2022年3月には日本橋三越にて陶芸作品のPOPUPを開催。

審査員からひと言:オリジナリティやインパクトがあるかどうかも大切ですが、表出している色や形から、私たちが受け取れるものとは何か、ということをしっかりと捉えながら作品を見ていきたいと思っています。

〈代表的な仕事〉

CHANEL GABRIELLE BAG Campaign “GABRIELLE!!!”(CHANEL)
「好きってなんだろう…涙」YUKI(エピックレコードジャパン)

 

5月の審査

審査員:上西祐理さん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)

プロフィール:1987年生まれ。東京都出身。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、同年電通入社、2021年独立。ポスター、ロゴなど単体の仕事から、ブランディングやキャンペーン、映像、空間、本、雑誌など仕事は多岐にわたる。主な受賞歴に東京ADC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、CANNES LIONS金賞、NYADC金賞など。趣味は旅と雪山登山。旅は現在42カ国達成。

審査員からひと言:時代や技術は絶えず進化しますが、人だからこそ生み出せる新しいビジョンや、感動や衝撃があると信じています。そんな心動かされる作品に出会えることがとても楽しみです。

〈代表的な仕事〉

「2121年 Future In-Sight展」(21_21 Design Sight)
「世界卓球2015」(テレビ東京)

 

8月の審査

審査員:水戸部功さん(装丁家)

プロフィール:1979年生まれ。2002年多摩美術大学卒業。在学中から装丁の仕事を始め、現在に至る。2011年第42回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。

審査員からひと言:この絵で本を作りたいと思わせてくれるような作品を期待しています。

〈代表的な仕事〉

『マゼラン雲』スタニスワフ・レム 著 後藤正子 訳(国書刊行会)
『再帰性と偶然性』ユク・ホイ 著 原島大輔 訳(青土社)

 

10月の審査

審査員:JUN OSONさん(イラストレーター・アーティスト)

プロフィール:鎌倉在住のイラストレーターでアーティスト。ニヒルでポップな作風が特徴。近年はアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、香港、韓国、北京、ドバイなどで個展を開催している。

審査員からひと言:毎日のようにたくさんの作家が世に出現する昨今。おっ! と目を引くような作品をお待ちしてます。

〈代表的な仕事〉

ジョンマスターオーガニックコラボレーション(ジョンマスターオーガニックグループ)
『タイム・スリップ芥川賞』菊池良 著(ダイヤモンド社)

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