本誌誌上コンペ「ザ・チョイス」で、2024年度に審査員を務める4名が決定した。
次年度の審査員は、鈴木成一さん(グラフィックデザイナー)、一乗ひかるさん(イラストレーター)、雪下まゆさん(アーティスト・ファッションデザイナー)、森敬太さん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)。各審査員のプロフィール、応募者に向けたひと言、代表的な仕事をそれぞれ紹介する。
2月の審査
審査員:鈴木成一(グラフィックデザイナー)
プロフィール:グラフィックデザイナー。1962年北海道生まれ。筑波大学芸術研究科修士課程中退後、1985 年よりフリーに。 1992 年(有)鈴木成一デザイン室を設立。1994 年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。エディトリアル・デザインを主として現在に至る。筑波大学人間総合科学研究科、多摩美術大学情報デザイン学科非常勤講師。著書に『装丁を語る。』『デザイン室』(以上、イースト・プレス)、『デザインの手本』(グラフィック社)。
審査員からひと言:私の、前回の審査は第101回、25年前! この時の一等賞は松尾たいこさんでした。2024年を生きる新しい才能の発見を楽しみにしております。
〈代表的な仕事〉
5月の審査
審査員:一乗ひかるさん(イラストレーター)
プロフィール:東京都出身。2018年よりイラストレーターとして活動。印刷技法をベースとした色彩表現と、グラフィカルでヘルシーなイラストレーションを心がけている。顔を描かないことで美醜の価値観から判断させない意図がある。
審査員からひと言:魅力的な作品、この絵を落としこんだデザインが見てみたい! と思わせる作品、いろんなよさがそれぞれにあって、いい作品だらけの世の中になっています。
そのよさの中でも飛び抜けたものがあると、おおお~~となります。
そういった作品が見られると嬉しいです。
8月の審査
審査員:雪下まゆさん(アーティスト・ファッションデザイナー)
プロフィール:1995年12月6日生まれ 多摩美術大学デザイン卒業。写実的でありながら、個性的なデフォルメとラフなタッチを残した画風で人気を集める。出版・音楽業界などからの注目も高く、 タイアップ作品を多く手がける。これまでの仕事にに、 2022年本屋大賞受賞作品『同志少女よ、敵を撃て』、本屋大賞候補作品『6人の嘘つきな大学生』、 東京モード学園TV-CM、 SUMMERSONIC2022オフィシャルグッズ、
TOKYO CREATIVE SALON (東急電鉄)など。また、2020年に立ち上げたファッションブランド 「Esth.」のデザイナーを務める。
審査員からひと言:このような機会をいただいたことに感謝です。自分にない表現をする方々に出会えるのを楽しみにしています。
〈代表的な仕事〉
10月の審査
審査員:森敬太さん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
プロフィール:京都府出身。セキネシンイチ製作室を経て、2017年、合同会社 飛ぶ教室を設立。ブックデザインを中心に活動。サボテンと自転車が好きです。
審査員からひと言:みなさんのお気に入りのイラストに囲まれるのを楽しみにしています。気軽に応募してください!
〈代表的な仕事〉