イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。今回はまもなく会期がスタートする3つの展示をご紹介します!
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけ下さい。
加藤休ミ 個展「休ミの森」
『イラストレーション』No.231の特集「美味しいイラストレーション」に登場いただいた加藤休ミさんによる個展です。オリジナル作品の展示販売に加えて、絵本『さかなをたべたあとのほね』(福音館書店)の原画も展示。クレヨンとクレパスで描かれた五感を刺激する作品をぜひご覧下さい。
〈プロフィール〉
加藤休ミ/1976年生まれ。北海道釧路市出身。独学によるクレヨンとクレパスを用いた作品を創る。2010年より絵本を軸に制作が始まる。近年は食べ物のリアルでおいしそうな描写への探求、クレヨン画の熟練を日課に活動。クレヨン画の展覧会を目標に製作。Webサイト
agoera個展「光が震えるような」
イラストレーターを志してからいつの間にか10年以上経っていたと振り返るagoeraさん。今回は日々変わっていく事と変わらない事を見つめながら、自分は何を見て何を描きたいのか改めて考えながら制作されたそう。展示作品をTwitter(@agoera)でも公開されているので、足を運ぶのが難しい方もぜひチェックしてみては。
会期: 2021年9月10日(金)~9月15日(水) *会期中無休
会場: HBギャラリー
住所: 東京都渋谷区神宮前4-5-4 原宿エノモトビル1F(Google Map)
時間: 11:00〜19:00 *最終日17:00まで
〈プロフィール〉
agoera/イラストレーター。1986年生まれ、静岡県出身。神奈川県在住。2009年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。MJイラストレーションズ卒業(10期生)。装画や広告などのイラストレーションを手がける。第30回ザ・チョイス年度賞 入賞。HBギャラリーファイルコンペ2015 鈴木成一賞。Webサイト
デハラユキノリ 新作個展「せっしょく」
「その昔、接触しても良い国がありました。人と人が触れあっても非難されたり怒られたりしなかった」。なんとなく閉塞感が漂う2021年、フィギュアイラストレーターのデハラユキノリさんが今作りたいと語るのは「せっしょく」です。本展では100点ほどの粘土作品を中心に展示販売予定。
〈プロフィール〉
デハラユキノリ/1974年高知県カツオ生まれ、ビール育ち。年間制作フィギュア約400体、飲酒ビール400リットル。東京を拠点にフィギュアイラストレーターとして活動。ナイキ、NEC、タワーレコード、アシックスヨーロッパなどの広告を手がける一方、作家として年間5~6回のペースで個展を行い東京をはじめ台湾・香港・韓国・上海・パリ・NY・LAなどで新作を発表している。著書に作品集『DEHARA』、写真集『サトシ君のリストライフ』、絵本に『お野菜戦争』がある。「きのこの山」キャラクターきの山さんデザイン、いきものががりベスト盤「いきものばかり」のジャケット、高知の「おとどちゃん」「べろべろの神様」などを手がけている。
「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧下さい!
個人特集は「彦坂木版工房」。見る人の「美味しい」を刺激する絵はどのように生み出されているのでしょうか。さらに特集「美味しいイラストレーション」では6名のイラストレーターや絵本作家の方々が登場します。
イラストレーター218人がいまを捉え描き出す、さまざまなファッションイラストレーションを存分にご覧下さい。恒例の巻頭特集「SHOWCASE」では、独特な視点で制作、活動する9名の作家の方々をご紹介します。9月29日刊行。ご予約受付中。